アーサーとジョナサン

思えばただの日記のようなブログをとんと読むことがなくなったけれども、昔は好きだったなぁ。それはブログの主流が日記から情報発信的なものへ様変わりしたからなのかもしれないなぁと今更ながらに思ったりしていて、日記っぽいことだけ書いてると「テキストサイトみある」とか言われてしまうんじゃろか、とか思ったりして戦々恐々しているのと、なんか情報発信せんと!みたいな無言の圧力鍋の落し蓋を勝手に感じて筆が進まなかったてのはあるなぁ。いいわけですけども。

 

流行っているからという理由でジョーカーを観たのですけれども、ジョーカーはすごい。色んな所でレビューが書かれていて、はてブでもワーっと盛り上がっていて、二年近くも放置されていたようなブログに記事が投稿されるくらいにはパワーがある。誰かに何かを伝えたくなる映画だということは間違いないんでしょうけど、あの映画が貧困者のルサンチマンであるかどうかは割とどうでも良くて、あの心地よいカタストロフィに身を委ねているだけでも最高の時間だったので、今度は横でチラチラと何度も携帯を見るおじさん以外の人と行きたいなぁと思いました。渋谷のTOHOシネマズはポップコーンの塩味にバターをとばーっとかけてくれるのがいいね。昔はキャラメルのほうが美味い!と思ってたけど塩の方が美味しくなるのはおじいさんに近づいとるからじゃろうか。そういう思い出です。

 

昨日は結婚以降初めて妻とレイトショーに行きました。子供たちが、自分で寝れる!と言うのでけっこう我が家ではチャレンジだったんですけど、甘えてみることにみました。早めにパジャマに着替えて歯磨きもすませたキッズに、アレクサが鳴ったらNetflixをやめて寝るんだよ、と言いって家を出たわけですけども、多少気がかりではありましたし。それで妻とジョン・ウィックの続きをみたのですけれども、とにかく痛すぎて、ほぼほぼのアクションシーンで妻は目をそらしてましたけど、かなり描写が過激になっていて、あんな痛そうなのにキアヌさんはすごいなぁと思いました。近所のTOHOシネマズは塩味にバターはかけてくれませんでした。

 

家に帰って恐る恐るドアを開けて、毛布に半分だけからだを突っ込んでいびきをかいているキッズをみて、なかなかアメリカみあるなぁと思いながら、そっとおでこにキスをしました。嘘ですそっとPS4の電源を入れました許してください。